お題:『風邪』『流行』『擬人化』
「この季節は風邪が流行るっていうけど…
そこまで人間に近づける必要ってあるの?」
より自然に、人間に近づくように設計された新型が
あっけなく倒れたと聞き、MEIKOは頭を振った。
「悪いけどこっちも仕事が…ってKAITO?」
帰還要請に現実的な解答をすべく振り向けば、弟機の姿は消えていた。
(140字)
「同型なはずな姉と兄の経験による反応差分。
MEIKO姉さんは冷たいんじゃなく仕事第一主義なだけなんです
アプリケーションとしてはむしろこちらの反応の方が正しくて、
仕事ほったらかしで帰っちゃうKAITOの方がおかしい。」
お題:『連絡』『薔薇色』『ムカデ』
「何でも薔薇色に見えるらしい」
ハママツからの緊急連絡を受け、駆けつけたMEIKOに技術者が告げた。
目前には困ったようにうつむくミク。
ムカデ型ウイルスに噛まれ、視覚に異常が発生したという。
「しかし妙な症状ね。目潰しの一種かしら?」
「…お兄ちゃんが毒を吸い出してくれて…それからなの」
(140字)
「これがほんとのLa vie en Rose.(薔薇色の人生)
どこを噛まれて、どこを吸われたかは各人のご想像に…うん。リア充爆発しろ。」PR