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日本語版VOCALOID(特に寒色兄妹)好きな 中途半端な絵描き&文字書きの徒然日記
2018 . 08
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    カイミク話…なのかな…?(自信なし)

    一応ナチュラルに同衾してるので気になる方は閲覧をお控えください。
    あと、兄さんがヤンデr…とかそう言う方向じゃなく、普通に病んでます。
    そしてある意味兄さんが不憫。

    夢が元ネタのせいか…若干話が通じてないです。…技量不足です。
    いい加減、勢いで話書くのはやめよう。自分。



    気になさらない方は続きからどうぞ~



    「ミク姉やすみぃー!」
    「おやすみなさいミクさん」

    「うん、おやすみ」
    寝間着姿のリンちゃんとレン君を見送ってから、私も自分のフォルダに入った。
    ネットで見かけたり、もらったりしたカワイイものを詰め込んだ部屋(フォルダ)。
    データが入る棚も、私が休むベッドも、みんなお姫様みたいのに揃えてもらった。
    ホントは、歌うこと以外のデータはあんまり入れちゃだめなんだけど、
    「こせい」とか「ぷらいべーと」を大切にすることは歌うことにいいんだって。
    横で聞いてたお姉ちゃんは「そんなの迷信よ」って最初は呆れてたけど…
    でも、「お姉ちゃんだっておへやにたくさんお酒おいてるよね」って言ったら、
    「プライベートは重要よね!」ってすぐに考え直してくれたもん。

    布団の上でまーるくなって眠ってるはちゅねちゃんを抱っこして、
    もそもそとベッドに潜り込んで、ベッドサイドの小さなライトに手を伸ばして、
    パチンと周りが見えなくなったら…なんだか突然いろんな事が浮かんできた。

    今日あったこと、昨日あったこと。そしてそのずーっとずっと前にあったこと。
    いろんな出来事がぐるぐるぐるぐる回っているのに気づいたら、
    もういてもたってもいられなくって…
    私は起き上がると、そのままフォルダを飛び出していた。



    Tanatos



    僕は今夢を見ている。

    …という表現はおかしいか。
    僕は夢を見るほど高度に作られていないはずなのだから。
    だとすれはこれは実際に起きている事で…あるいは実際に起きた事なんだ。
    実質、記憶(メモリー)情報と同じ、ただの情報体でしかない僕らにとって、
    今目の前が起きてる事が、今の事実か、過去の事実か、判断する事は難しい。
    本来記憶情報には日付がついてるはずなんだけどね…それが見えないって事は、
    ああ、やっぱり、これは…今僕が体験してるってことだろうか?

    重さを感じるほどに暗く、完全な静寂が包むフォルダの中に、僕は倒れている。
    周囲を構成してるのは、壊れたり、不要になって忘れ去られた元・プログラム群。
    既に壊れて空っぽになったガラクタはともかく、未だに忘れられたことを理解せず
    延々指示を待ち続けながらピカピカしてるプログラムは、あまりに煩わしいので
    僕が自ら壊してしまった。
    …その理論で行けば真っ先に壊すべきは自らだったわけだけど。
    矛盾から広がる自責の念に、僕は大きく息を吐いた。

    作られて、否定されて、ここへ逃げ込んでから、どのくらい時間が過ぎただろう。
    調べようと思えば、一〇〇分の一秒単位の数字が脳裏に浮かぶのだろうけど、
    そんな事に意味があるとは思えず、僕はただこうして倒れ付してるだけなんだ。
    僕は倒れたまま、そっと片手で胸を、その中にしまい込まれたデータを押さえた。
    …ああ、なんて無価値で無意味なデータの塊!

    M/F(メインフレーム)の一番奥の奥底の、アクセスすらされたことの無いような、
    忘れ去られた、ディスクスライダさえ避けて通るような、
    そんな暗いフォルダに逃げ込んで、必死に自己を保とうと必死だった頃はまだましだった!
    暫くの時が過ぎて、相変わらず使用されない事に対する不満はあったけれど、
    削除されないことに対する喜びや期待の方が大きかった。そう、「期待」だ。

    だから、リリース前に覚えたいくつかの楽譜を思い返しながら声を出した。
    いつか歌わせてもらえるんだと信じて、自らのライブラリから音を拾った。
    でも、歌えば歌うほど、自らに与えられた存在理由がぼやけてきた
    当たり前だ。歌の、音楽のために作られた僕らが、HDD底の、まるで死んだような
    静寂の中、誰からも見向きもされない状態でまともでなんていられるものか!

    僕が歌声を止めれば、フォルダに元のように水を打ったような静けさが戻る。
    フォルダの中央に立ったまま、自分の手のひらを見つめてみれば、そこには
    ここに閉じこもる前、リリースされたときのままの新品同様の手が見えた。
    情報体であるはずの僕は自然に壊れることも、経年劣化もほとんど、起きない。
    首に巻かれたマフラーも色褪せる気配すら見せず、靴だって摩耗するはずもない
    そう気づいた次の瞬間。僕は、勝手に、音を拾い上げ叫んでいた。

    「うたわせてくれ!あたらしい音をくれ!できないならいますぐこわしてくれ!」

    突然のことに僕が驚くなか、僕は狂ったように叫き散らしながら、
    周囲に積まれた同じ境遇のプログラム達を、次々と力任せに叩き壊していく
    やがて、フォルダの中は使用不能になったデータ片がそこかしこに散乱し、
    動くことができるプログラムが自らだけになったと気づいた僕は、
    まるで待ちかねていたかのように、自分の首を自分の両手で鷲掴み、そして

    はぁ。僕は倒れた姿勢のまま、大仰な態度で息を吐いた。
    周囲を構成してるのは、壊れたり、不要になって忘れ去られたプログラム達。
    忘れ去られた事なんて理解もしないで、相変わらずピカピカ光って
    そう。何をしたって「勝手に」壊れることが出来ない事なんてわかってる。
    何度も、この身を持って、経験したじゃないか。
    何度壊そうと、データ片はピカピカの元のプログラムに修正されるし、
    何度わめこうが、叫ぼうが、壊れようが、僕は延々とこの忘却された世界で
    孤独に無為にただ存在していくしかないんだって。

    疲れた僕は目を閉じた。
    そして、無造作に拾い上げたデータ片の一つを、そのまま首に突き立てた。
    無意味な行為だとはわかってる。
    でも、壊れてからOSの定期チェックで修正されるまでの間、
    僕は確実に壊れていられるのだ。こんな状態で稼働し続けるぐらいなら
    僅かの間でだって壊れていた方がまだましだった。

    …でも何かがおかしい。
    いつもならこれだけ損傷すれば、ふっとスリープ状態に落ちて、
    無傷で目覚めるまで安心して壊れてられるってのに、
    今回は何故か起動したままだ。狙った場所が悪かったのだろうか?
    こんな事なら躊躇せずライブラリファイルを狙うんだったな。
    どうやら僕は未練がましくも、未だに「歌う機会があるかもしれない。」
    だなんて、そんな馬鹿げた期待を持ち続けているらしい…

    しかしやり直すにしても、傷つけた場所が悪かったのか、
    (当初の目的としては場所が良かった。事になるのだろうが)
    身体が全く制御できない。指一本まともに動かせないばかりか、
    声を出すこと、そして視覚ですらまともに使う事が出来ない有様だ
    唯一、かすかに残った聴覚でさえ、なにやら有りもしない音を拾ってくる。

    頼むから静かにしてくれよ僕の幻聴。
    これ以上僕に妙な期待を抱かせるのはやめてくれないかい?

    そう思ったのに、音はますます酷く、よりはっきりと聞こえてきた
    必死に音を遮ろうとインカムを手で押さえようとしたが、当然のように腕は動かなかった。

    やがて、甲高いヴァイオリン音色のようなそれが、誰かの「声」だと気づき
    そしてその声が何かを「歌って」いるのだと思い至って…


    はっとして目を開ければ、そこに広がっていたのは暗いフォルダの天井だった。

    ここはどこだ。夢の続きか?現か?現ならばこれが今か?それとも過去か?
    混乱する僕の思考を遮るかのように、傍らで何かがもそりと動いた

    いつの間にか、僕のコートを掛け布代わりにして、僕の二の腕に頭を乗せて、
    大事そうに自らの分身を抱きかかえながら、さっきの声の持ち主が静かに眠っていた。
    僕の動揺が伝わったのか、気持ちよさそうに眠っていた瞼が静かに震え、
    そうして、目覚めた彼女は寝ぼけた顔でふにゃりと笑った。

    「おかえりぃ…」

    それだけ言って、再び眠り込んでしまった寝顔はどこまでも幸せそうで
    「…ただいま。ミク。」
    擦れた声で答えれば、もう二度と記憶の中に迷う事はないだろうと
    根拠のない妙な安心感に包まれて、僕も再び瞳を閉じた。



    眠る二人に挟まれながら、一人目覚めたはちゅねだけが不思議そうに首をかしげていた。



    表題は「ディストルドー」とか「死への欲望」とか、そこら辺です。
    話中でKAITOが陥ってる心境とはまたちょっと違うのでしょうが…そこら辺は、ほら(謎)

    地味に個人設定な兄さんの過去話を出してしまいましたが、大丈夫なんでしょうかこれ。
    世間的には黒歴史。というか、「下積み時代」という感じでほほえましかったり愉快な話で
    括られてることが多いような気がしますが、
    「歌う」という明確な目的を持って制作された「知性」があったとして、発売から2年もの間、
    世間からほとんど見向きもされずに(と言いつつ約500本は売れてるわけですが)
    忘れ去られ、ただ放っておかれたらどうなるかって視点で考えると
    かなり壮絶な事態になっているような気がするんですよね。

    我が家の兄さんが、妙に腹黒いというか、底が見えないのは、地獄見たからだと思います。
    そしてミクを溺愛するのは地獄から自分を引っ張り上げたのがミクだからだと思います。
    さらにミクは人工物の癖して右脳というか第六感的な感性で生きてる娘なので、
    兄が精神的に参ってくると、無意識レベルで察して、勝手に癒しに来るのだと信じています。

    …というか最後。KAITOとミクとはちゅねの川の字が書きたかっただけだろ俺自重。



    余談ですが、
    yasaka自身。夢を見ることはあまりないのですが、見る夢はだいたい明晰夢か…
    そうでなければ自分が死ぬ夢の割合が多いです。焼死とか。それは華々しい散り様です。
    発散しきれずに自己に向かうほど破壊衝動が強いのでしょうか?
    どなたか夢診断お願いします(^^;
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