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日本語版VOCALOID(特に寒色兄妹)好きな 中途半端な絵描き&文字書きの徒然日記
2024 . 04
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    「こんにちは、KAITOです。
    以前、ねんどろいどKAITOを連れての国内旅行日記…
    『KAITO旅する。』という企画が好評だったことに気を良くして、
    今度は、無謀にも、海外旅行に出かけてきました。」


    「こんにちは!ミクです!
    今回は、考え無しに、私も連れて行かれました!」


    「今回の訪問国はイタリア。
    ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィアの三都市を回ります。
    一都市だけでもすべて見るには1年はかかるという世界的な観光地を、
    8日間で回るという文字通りの無茶弾丸旅行です。」


    「私もお兄ちゃんもイタリア語は挨拶ぐらいしかわからなかったけど、
    お兄ちゃんが英語使えたおかげでほとんど苦労はしなかったの。」


    「幸い大きなトラブルにも巻き込まれなかったし、現地では英語が使えたからね」

    「私もドイツ語の単語は少し覚えてたんだけど、今回はほとんど使わなかったな…
    あ、ローマでは現地のガイドさんをお願いしたけど、基本的に全部個人旅行です!
    飛行機や列車のチケット、ホテルも全部自分達で予約しました!」


    「そんなわけで…
    この旅行記の多くは『個人の知識』や『個人の認識』に基づいて記載されています。
    可能な限り、現地の案内やガイドブックで裏の取れた内容を書いたつもりだけど、
    実際の情勢、事実とは異なるものもあるかも知れません。
    そこをキチンと了承した上で、一つの読み物として読んでくれるとありがたいかな。」

    「あと、私とお兄ちゃんの旅。ってことで進めていくから、
    実際に中の人が体験した内容に微妙に脚色してあることがあるんだって
    万が一、これを元に旅行計画を立てる人がいたら注意してね!!」


    「またKAITO、初音ミク等の登場キャラクターの性格は当blog設定に基づいています。
    貴方の認識とは異なる性格になっているかもしれないけれど、
    そこの所もどうかご容赦くださるとうれしいです。」

    「それでは…つたないですが、私たちのお土産話」

    「しばしお付き合いくださいませ。」
    ◆まずはフランクフルト空港へ

    「というわけで、1日目。いきなり成田空港から始まります。
    この時点で手荷物検査も出国手続きも終わってるし、後は搭乗を待つばかりだ。」
    1.jpg
    「1日目はほとんど移動だったね」

    「成田からドイツのフランクフルト国際空港まで約11時間半。
    さらに飛行機を乗り換えてフランクフルトからローマまで、
    ヨーロッパアルプスを越える1時間半の空の旅だ。」



    「でも、なんでわざわざドイツで乗り換えにしたの?
    わざわざ乗り換えなくても成田からローマまで直行便でてるよね?」


    「アリタリア航空とJALの共同運行便のやつだね。
    確かに日本からのツアーではこれを使うのがメジャーだし早いんだけど
    ちょっと日程的にも予算的にも都合がつかなかったんだ。
    今回使ったルフトハンザ航空はドイツの航空会社だから、乗り換えがドイツなんだ。」

    「エールフランスと迷って…口コミサイト見て決めたんだっけ?」

    「あぁ、ルフトハンザの口コミに『時間に正確』とあったのでこっちにしたよ。
    まぁ、『テレビがない』とか『機内食がイマイチ』とかデメリットは書かれてたけど、
    日程がカツカツだったから、正確さに定評があった方が良いかなと思ってね。」


    「でも私たちが乗ったルフトハンザの飛行機だって客席にテレビがついてたし、
    アテンダントさんも優しかったし、機内食もすっごくおいしかったよ?
    口コミサイトは便利だけど、鵜呑みにしちゃ行けないって事だね!」


    「うん…ただ、ルフトハンザの『定刻運行』にかける情熱はネットで聞いた以上だった。
    実はこの出発の日、成田空港は大雨で離陸時間が大幅に遅れてしまったんだ。」


    「たしか…離陸が1時間近く遅れちゃったんだっけ…」

    「そう。しかも悪いことに、フランクフルトで乗り換える予定の便は、
    この飛行機が到着した後、1時間30分後に出発予定だったんだ。
    EUへの入国手続き、フランクフルト空港内での移動時間を考えたら、
    このままじゃ絶対乗り換え便に間に合わない。」

    「あ、あれ?で、でもそんな事無かったよね??」

    「離陸前にね。機長が客席に向けて挨拶をするんだけど、
    そこで、『全速力で遅れを取り戻すのでご安心下さい』って言ったんだよ。」


    「遅れを取り戻すって…1時間以上遅れてたんだよね?
    飛行機ってそんないきなり速くなったりとかできるの?」


    「電車やバスだって常に全速力で走るわけじゃないだろう?飛行機も同じだよ
    下に陸地があったりした場合は速度を落とすし、遅れていれば速度を上げる。」


    「そっか。東京からフランクフルトまで1万キロ近く距離があるから、
    いつもより速めに飛んでいれば徐々に遅れが取り戻せるってことだね!!」


    「…遅れを取り戻し定刻運航になったのは成田を出て20分後。
    離陸体勢から通常巡航に入って僅か10分後だ。」


    「10分!?」

    「さっきも言ったように、陸地の上ではそんなに無茶な速度出せないんだよ。
    日本-ヨーロッパ便の多くは、殆どの時間をロシア横断に費やしてしまう
    今回の場合、旅程11時間のうちロシア上空を飛んでいる時間は8時間程。
    この間は当然陸の上を飛ぶわけだからある一定以上の速さは出せない。
    そしてロシア通過後は欧州上空だから、条件は同じ。となると…」

    2.jpg


    「…日本海の上空で一気に縮める…?」




    「ご名答。
    機長は成田を離陸後、一気に雨雲を貫いて日本海上空を時速1090キロ近い速度で
    すっ飛ばした。乗ってた飛行機はエアバス社のA380という飛行機なんだけれど、
    公表されている最大速度はマッハ0.89。時速にすると1090キロ…。
    …文字通りだせる限りの『全速力』をだしたわけだ。」


    「だから『定刻運航になりました』ってアナウンスが流れたときビックリしてたんだね…
    でも結局、フランクフルト空港には5分ぐらい遅れちゃって…
    アテンダントさんが『ごめんなさい』ってアナウンスしたのは私にも聞き取れたよ。
    1時間の遅れを5分にしてなんで謝るんだろう…」

    「定刻運航じゃなかったからかな…
    まぁ、おかげで予定通りに乗り換えられたし。この機長さんには大感謝だ。」


    ◆要するに炭水化物。

    「飛行機の楽しみと言えば機内食だよね!!」

    「昼食、軽食、夕食…とココでは三回出たんだけど、乗った直後に出た昼食はこんな感じ。」
    3.jpg
    「とんかつというか、カツ丼だったよー!
    出汁がきいててすっごくおいしかったの!」


    「成田で調理されたものを積み込んでるとはいえ、
    今回の機内食は本当に美味しかったね。
    次があるなら、またルフトハンザを使おうかな?」


    「ちなみに海苔巻きが二つついてきたんだけど…カンピョウ巻きと紅ショウガ巻きだったよ
    口に入れてから…うん。ちょっとびっくりしたの…」

    「びっくりといえば、…軽食かな。金髪のアテンダントさんにカタコトの日本語で
    『ケーキ ニナサイマスカ?オニギリ ニサナイマスカ?』
    と聞かれたときは…耳を疑ったよ…」

    4.jpg
    「…凄い二択だよね」

    まぁ、おにぎりも軽食と言えば軽食だけど、
    なんでもう一方の選択支がケーキなのかと…
    まぁ、こういうのこそ海外旅行の醍醐味かもしれない」


    「それで、これが着陸前に出た夕食だね。」
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    「ソーセージの下はザワークラウト(Sauerkraut)
    ドイツ名物のキャベツの漬物だ。
    日本で食べるのみたいに変に酸っぱくないし、
    ソーセージによく合ってなかなか美味しかった。」


    「鮭の照り焼きももの凄くおいしかったよ!
    どっちもおいしかったから、お兄ちゃんと半分こにしたの」

    「本当に機内食はずれなかったなぁ…」


    ◆フランクフルト到着!

    「Guten Tag. フランクフルト国際空港だよ。空港コードはFRA
    成田から約11時間の旅だ。ちなみに、ドイツ-イタリア間に時差はないから
    ここで時計を合わせたよ。両国ともサマータイムがあるから気をつけないと…」

    6.jpg
    「ええと…すっごく大きな空港だったの!」


    「ここでEU諸国に入国するための入国審査を受けたね。
    今回は乗換時間が少なかったし、荷物検査もあったから
    あまりのんびりできなかったかな…」



    「でも、その合間にお兄ちゃんは新しいマフラーを買ってたよね?
    あとは…ソーセージと…私はアプフェルショーレ(Apfelschorle)を買ったよ!」

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    「フランクフルターヴルスト(Frankfurter Wurst)は僕のリクエスト
    本場のフランクフルトソーセージ、一回食べてみたかったんだ」


    「日本でフランクフルトって言えば、このソーセージだもんね」


    「買い物も楽しんだし、ローマ行きの飛行機に乗り換えるよ。次こそイタリアだ。」

    「ドイツもまたゆっくり遊びに来たいな。Auf Wiedersehen!」


    ◆ヨーロッパアルプスを飛び越えて

    「小さな飛行機に乗り換えてイタリアへ向かうよ!景色がすっごくよかったの!」
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    「ドイツは森と街と畑が綺麗にセットになってたよ
    赤い屋根と白い壁なんて童話に出てくる街みたいだね。
    イタリアは、これはローマ近辺だけど、またちょっと独特かな」


    「この森が一列になってるところは…川なの?」



    「いや、それもあるかもしれないけど、多分昔の街道跡なんじゃないかな。
    古代ローマ帝国の時代、造られた街道の左右には風よけの街路樹が植えられたから
    それが時を経て森になってるのかもしれない。」


    「すべての道はローマに通ず。のことわざだね!
    うわぁ、なんかそんな昔のものが目の前で見られるだなんてロマンチックだな~」


    「…この直後。そのローマンチックなローマの洗礼を受けるわけだけど…」

    「…あ…」


    ◆やっぱりイタリアはすごかったのです…

    「Buon giorno. 到着したのはフィウミチーノ空港。空港コードFCO
    別名はローマ・レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港というんだ。
    滑走路脇には大量のゴミとガレキが散乱してた。
    空港なんだか荒れ地なんだか…呆然として写真を撮るのを忘れてしまったよ


    「一応国際空港だよ!!国の首都空港なんだよっ!!」

    「世界各地の空港を見た。とは言えたもんじゃないけど、
    滑走路脇にゴミが散乱してる空港は初めてだ。


    「…1カ所ならともかく、緑のあるとこは全部こんな感じだったよ…
    フランクフルトが綺麗だったのもあるけど、なんか…うん。凄かった。

    「ドイツでは4分別ゴミ箱だけど、ローマではただの袋や巨大なバケツだ。
    しかも、そこら中にあるというのに誰もそのゴミ箱を使わないんだよ。
    …なぜなら、地面があるから。」


    「改めて思うけど、やっぱりその理屈はおかしいと思うの…」

    「更に空港内の案内板があったりなかったりと不親切でね…
    荷物受取場に行くのにとんでもなく迷う羽目になったんだ。

    しまいには、間違えて別の受取場についちゃって、
    困って係員さんに聞いてみたら『一回外に出ろ』って…」


    「荷物受け取ってないのに外でちゃって良いの?」

    よくないよ。警備上、普通そんな指示ださないはずだけど…
    本当に良いのか何度か確認したんだけど…とにかく外に出ろの一点張り
    仕方なく、僕らは同じ飛行機に乗ってきた人達と移動する羽目になったんだ。
    なんとか言われた建物の到着ロビーには着いたけど、
    荷物受取場から到着ロビーへは当然一方通行だから、入れて貰えない。
    『向こうの係員に言われた』からというと別の入り口へいけという。」

    「たらい回しだよぅ…」

    「そこに行くとまたやる気のない係官が居てね…
    僕ら前にいたドイツ人乗客に叱られて、ようやく仕事する気になったのか
    もう一度手荷物検査したら入って良いってことになった。」


    「係員さんの都合で外に出されたのに、また検査するの…?」

    「国際法で中に入るには検査が必要と定められているから仕方ないさ。
    叱られてた係員も『国際法は守らないといけないでしょ~』と言ってたよ…」


    「そういえば…イタリアで何日か過ごしてみてわかったけど
    イタリアでは、基本的に『途中から』ってことができないよね。
    一度途中で道順から離れてしまうと、途中でもなんでも最初からやり直しになっちゃう。
    だから道を間違えて、別の受取場にでちゃったら、一度外に出てリセットして、
    最初の荷物検査からやってくださいってことになっちゃうのかな…」


    「美術館の順路も、間違えた所まで戻って途中から合流とかは一切できなかったな
    とにかく入り口に戻されたっけ…管理する側の面倒事が増えるからだと思うけど。」


    昔のセーブのできないファミコンみたいって言えば伝わるかなぁ…?」

    「しかも『ふっかつのじゅもん』すら存在しないからね。
    でもこの話の本当のオチは、これだけ迷って時間がかかったってのに
    ターンテーブルにまだ荷物が出てきてなかったってことかな」


    「…………これが本場の『スローライフ』?」
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    「無事荷物が受け取れただけ、まだマシだよ…
    まぁどうにか到着できたわけだから、次はホテルに向かおう。
    僕らは慣れてないから旅行会社に空港送迎を頼んだよ。」


    「出迎えてくれたのは日本語がとっても上手な運転手さんだったよ」


    「翌日の午前中も、彼の案内でローマ市街をまわったんだ。気のいい人だったよ」

    「運転手さんが車の中で説明してくれたんだけど、
    ローマはお店が開いてる時間が10時~19時ぐらい。
    観光客向けとかデパートなんかは20時ぐらいまで開いてるんだって
    レストランとかは11時~15時と、中休みの後19時~23時ぐらいまでやってるの」


    「イタリアでは普通の店は早めに閉めて、みんな夕飯食べに行っちゃうんだよ
    日の入りが遅い事もあって、油断してるとすぐ店が閉まっちゃうから注意しよう。」



    ◆古代ローマっていつの時代も魅力的なんだね

    「さて、ローマ市街に行く前にも、車窓から面白い物が見えたんだ。
    さてここで問題。この建物に似たローマで有名な遺跡は何でしょう?」

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    「答えはコロッセオです!
    これは『ムッソリーニのコロッセオ』って呼ばれてるビルだよ」


    「ベニート・アミルカレ・アンドレア・ムッソリーニ
    イタリア王国の独裁者で、ファシズムの創始者として有名だ。
    さっきのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港や、ローマのテルミニ駅も
    彼の指示によって作られている。この建物もその一つだね。」

    「ムッソリーニはローマ市街から、空港までの土地に
    古代ローマ帝国の遺跡や名所を再現した都市を造ろうとしたんだって!」


    「このムッソリーニのコロッセオもその一つで、
    近くにはサン・ピエトロ大聖堂、トレヴィの泉なんかの再現もあるらしい。
    ちなみにこの偽コロッセオ(?)は今もちゃんと使用されていて、
    実際にこの地域は一流ビジネス街になってるって話だ。」


    「古代遺跡をモデルに当時の流行を取り入れてビジネスビルにしちゃうとか、
    やっぱりイタリアの人ってセンス良いんだね」

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    「そして、これが正真正銘本物の古代ローマの城壁だ
    この中がローマの旧市街になるんだよ。」


    「私たちが泊まったホテルはその地下鉄駅のそばだったけれど
    テルミニ駅とか、ローマの中心からは大分外れた端っこなの。」



    「値段と設備と評判を調べて、地理的便利さはあきらめたんだ。
    とはいえ、地下鉄を使えばテルミニ駅まで10分程度だったから
    思ったより不便は感じなかったけどね」

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    「小さなホテルだったけどすっごく快適だったよ!
    きれいだったし、静かだったし…
    あ、あと隣の建物が黄色くってかわいかったの!」




    「…路上駐車と道の落書きがすごかったけどね…まぁそれはローマ全部か…
    ちなみに、ローマ・テルミニ駅はローマの中心駅。東京における東京駅だ。
    主な鉄道やバスはほとんどここから出てるから観光の起点にちょうど良い場所なんだ」



    ◆やっと到着…2日目に続く

    「さて、一日目はこんな感じ…だったのだけど
    この日は移動しただけなのに大分長くなっちゃったな…
    これでもある程度端折ってはいるんだけど…」


    「盛りだくさんだったよねー!移動しかしてないのに!」

    「まぁ、とりあえずはこんな感じで進めていきます。
    のんびり進行なので、続きはゆっくりとお待ちください」


    「次回『2日目 ローマ市内観光編』もお楽しみに!Ciao~!」
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