だらだら語るよ!
ミクのデザインを決めるとき、DX7をモチーフにするためわざわざ浜松まで
許可を取りに行ったという逸話は有名なところだと思います。
そして、その後のボカロ達も何らかの形でYAMAHA製品を身につけ(?)てるようなので、
後学(と言うか落書き)の資料のためにまとめてみました。
一応自分、シンセについては完全初心者も良いとこなので、
ネット記事を読んでの感想&デザインについてしかコメントしてません。
・初音ミク
DX7(実際にはDX100に近い) ←訂正)DX7ではなくDX100だそうです。
シンセサイザーブームを巻き起こ
した伝説のデジタルシンセ。
ググるとデジタルシンセ初期の名
機!とか多くの賞賛の言葉が見つ
かる。
ボカロ達で言うところの偉大な功
績を残した御先祖様みたいな感じ
か。
デザインはシンプル!若干野暮っ
たいことを除けば十分今でも通じ
ると思う。
濃いブラウン(グレーじゃなかっ
た…)にグリーンの凹凸のないフ
ラットボタン
正直、これが83年の意匠という
のはちょっと驚いた。
今までエレクトーンのようだった
デザインからとにかく未来的にと
頑張った結果
その衣装をまとったキャラが20
08年のグッドデザイン賞を受賞
する事に…
どれだけ未来を先取りしていたん
だろうか当時のYAMAHAデザ
イン部…
「ミクもこのDX7みたいにボカ
ロを普及させる立場になれば」と
いう
願いから、これをモチーフにした
デザインとなったらしいが…
十分すぎるぐらいその狙いは達成
されているのではないか…と思う
。
(DTMerさんの中にはDX7
のデザインを見てミクを買ったと
いう話も聞かれるし)
・鏡音リンレン
EOS BXシリーズ
EOS B200(Act1腕パネル、リン脚)・
EOS B500(レン脚)
EOS B2000(Act2腕パネル)
初心者向けのシンセサイザー。イ
メージキャラクターは小室哲哉氏
で、
一部の音色作成を浅倉大介氏が担
当(兼イメージキャラクター)と
いう有名機。
これをはじめて購入&シンセには
まったという人が多いらしい
製品のコンセプトは「女の子も使
えるシンセサイザー」!
BXの白と橙という色遣いも女性
や初心者向けを強く意識してのこ
とだろうか。
シリーズ通して丸みを帯びたり、
明るい色だったりととにかくデザ
インがカワイイ。
この感じが一番年少のリンとレン
のイメージにぴったりだ!とは思
うのだが、
惜しむらくはリンとレンが初心者
向けと言いきれないところだろう
か…
CV02は事実上4つのデザイン
があるわけだけど、すべて発表直
後にモチーフ機種が
特定されてる辺り、EOS自体の
の人気の高さがよくわかる気がす
る。
・巡音ルカ
VL1(一部VP1)
世界初のバーチャルアコースティ
ック(VA)音源搭載機。
VA音源とは生楽器の発音構造や
共鳴構造等をコンピュータ上で仮
想的に
シミュレートして音を出すもので
、管楽器や弦楽器の音を作るのが
得意らしい。
ただ、ピアノやドラム音を作るの
が苦手なうえ、調整が難しく、
加えてVL1やVP1が高価すぎ
てあまり普及しなかったという悲
劇の音源…らしい
そんな悲しい裏話がありつつも、
VL1はボタン部分に本物の木材
を使ったりと、なるべく自然楽器
っぽい
デザインにしようとしたらしい。
高級感のある落ち着いた色味とか
、
管楽器が得意な所とかがきちんと
ルカのデザインに反映されてるわ
けで…
どことなくお嬢様っぽい感じは、
モチーフ譲りなのかもしれない
・がくっぽいど
mibiri
オオサカ組はデザインモチーフと
言うより、
YAMAHA製品を無理矢理付け
加えられてる感が否めないのだけ
ど…
mibriはがくぽの持つ楽刀「
美振」の元ネタ。
本体はジャケット型。演奏者の指
、手首、肘、肩、足にセンサをつ
けて、
演奏者の体の動きやステップに応
じた演奏する。
(演奏を見てるとロボットダンス
しているように見えるらしい)
既に生産停止になったイロモ…オ
リジナリティあふれる電子楽器。
・めぐっぽいど
TENIORI-ON
楽器詳細は説明し辛いので
動画参照。
…これ見つけた人。どんな観察力
してんだろう…
ベルトのバックル部分を拡大する
とTENORI-ONその物らし
いんですが
すいません、ちょっと汚い言葉で
すが…普通気付かねぇよっ!!
ちなみに、あの巷で評判の「あた
まわるい」(失礼)のパッケージ
ポーズは、
TENORI-ONのファンクシ
ョンキーを押す時の動作だそうで
す。
TENORI-ONは両サイドの
ファンクションキーを押しながら
操作するように
なっているらしく、GUMIはそ
れを頭のスイッチでやっていると
いうわけ…
ええ。そんなTENORI-ON
使ったことのあるYAMAHAマ
ニアには堪らない
ポージングだったという……奥が
深すぎるぜオオサカ組…
しっかしモチーフについてまとめ
ただけなのに
サッポロ組とオオサカ組のデザイ
ンコンセプトの違いが如実に出て
ますね。
有名YAMAHAシンセをモチー
フにしてキャラクターを作るサッ
ポロ組と、
キャラクターに奇抜なYAMAH
A製品を付加するオオサカ組…と
でも言いましょうか…
サッポロさんは元々音源屋なだけ
に、音や楽器に対する思い入れが
深いのかな。
いや、比較してオオサカさんが悪
いとかそう言うつもりじゃないの
だけど。
完全に余談ですが、以前MEIK
OとKAITOにもYAMAHA
製品モチーフの
デザインを組み込ませられないか
と試行錯誤したときがあって、
MEIKOにGX-1(世界初の
エレクトーンサイズでのポリフォ
ニック・シンセサイザー)
KAITOにCS-80(GX-
1後継シリーズの最高機種)のデ
ザインを紛れ込ませたのですが、
あんまりに不釣り合いなのであき
らめました。
DX7以前とそれ以降でデザイン
コンセプト自体が変わってしまっ
たのだと
身をもって感じました…
(わざわざイラレデータに起こし
たんだぜ?CS-80のボタン周
り…orz)
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